【速報】Cloudflare が東京〜シンガポール間の輻輳を告知、海底ケーブルの複数障害が原因(2026年9月24日)
Cloudflare
最新の更新 · 2026/09/24 10:50
同じ原因に触れた別の会社の掲出を追記。Sucuri は Cloudflare より約27時間早い9月23日0時(日本時間)に「アジアでのサービス劣化」を掲出し、Cloudflare が挙げていないケーブル名として「C2C」を名指ししている。英語の報道1件(The Arabian Post、9月22日付)も同じ掲出を取り上げ、EAC-C2C 系が日本を含む7つの国・地域に陸揚げ局を持つことを伝えている。10時40分の再確認では Cloudflare・Sucuri のインシデントはどちらも未解決のままで、日本の決済・EC 各社に関連する掲出は引き続き無い。
分かっていること
- 公式確認 Cloudflare は公式ステータスに「Network Performance Degradation — Asia-Pacific(アジア太平洋のネットワーク性能低下)」というインシデントを掲出している。掲出は日本時間2026年9月24日3時42分、影響区分は minor、対象の構成要素は Network。 [Cloudflare Status]
- 公式確認 最初の更新(日本時間9月24日3時42分)は「2026年9月21日2時20分(UTC。日本時間の同日11時20分)以降、複数の海底ケーブル障害により、東京とシンガポールのデータセンター間で輻輳が発生している」「影響を抑えるためトラフィックを迂回させ、容量の回復に向けて第三者のベンダーと作業している」と説明している。 [Cloudflare Status]
- 公式確認 2回目の更新(日本時間9月24日3時44分)は「問題を特定し、修正を適用している」(identified)としている。日本時間9月24日8時13分時点で、このインシデントは Cloudflare の未解決インシデント一覧に残ったままで、解決(resolved)の更新は出ていない。 [Cloudflare Status][Cloudflare Status 未解決インシデント一覧(api/v2/incidents/unresolved.json)]
- 公式確認 Cloudflare の告知は、どの海底ケーブルで障害が起きたのかを挙げていない。輻輳が起きているとされる区間も「東京とシンガポールのデータセンター間」とだけ書かれており、対象国・対象サービスの内訳は示されていない。 [Cloudflare Status]
- 公式確認 当サイトが確認した範囲では、アジア太平洋では2026年8月から9月にかけて海底ケーブルの障害が続けて報じられている。Light Reading は2026年9月7日付で、パース〜シンガポール間を結ぶ Australia-Singapore Cable(ASC、運用は Vocus)がインドネシア海域で切断され、トラフィックが「オーストラリア東海岸経由で日本や米国を通る経路」に迂回されたと伝えている。ただし Cloudflare の告知はケーブル名を挙げていないため、これらが同じ事象かどうかは確認できていない。 [Light Reading]
- 公式確認 日本の下流サービス側には、日本時間9月24日8時15分時点で関連する掲出が無い。PayPay の「障害情報」一覧の最新は2026年7月16日付、d払いの「障害情報」一覧の最新は2026年9月17日付で、いずれも今回の事象に触れたものではない。メルカリのステータスページも9月23日・24日は「障害なし」と表示している。 [PayPayからのお知らせ][d払い][メルカリ システム状況]
- 公式確認 他の上流基盤のステータスにも、同じ時間帯の新しい事象は出ていない。AWS の全体ステータス RSS の最新項目は2026年9月15日付、Google Cloud の incidents.json には直近12時間の更新が無く、Google Play の incidents.json にも直近24時間の更新が無い。 [AWS Service Health Dashboard(all.rss)][Google Cloud Service Health(incidents.json)][Google Play Status Dashboard(incidents.json)]
- 公式確認 ウェブサイト向けのセキュリティサービス Sucuri が、Cloudflare より約27時間早い日本時間2026年9月23日0時00分(UTC 9月22日15時00分)に「Service Degradation in Asia: Increased Latency and Packet Loss(アジアでのサービス劣化:遅延とパケットロスの増加)」を掲出している。本文は「複数の海底ケーブルの同時障害により上流プロバイダのバックボーン容量が影響を受け、アジアの一部で通信の劣化が発生している」「本日、C2C ケーブルシステムに新たな障害が発生し、現在観測されているパケットロスの一因になっている」「トラフィックが残る経路に迂回されているため、影響を受ける経路を通る利用者には断続的なパケットロス・遅延の増加・接続の劣化が起こりうる」としている。影響区分は minor、対象の構成要素は Asia East と Australia である。 [Sucuri Status]
- 公式確認 Sucuri の掲出は、Cloudflare の告知が挙げていないケーブル名として「C2C」を名指ししている。「上流プロバイダのバックボーン容量」という書き方から、Sucuri 自身が持つ回線ではなく、その上流の事業者の設備を指していることが分かる。Cloudflare と Sucuri は別の会社で、どちらの告知も互いに言及していないため、両者が同じ障害の集合を指しているかどうかはこの2つの掲出からは確認できない。 [Sucuri Status][Cloudflare Status]
- 公式確認 The Arabian Post は2026年9月22日付で Sucuri の掲出を取り上げ、複数の海底ケーブルの同時障害でバックボーン容量が減っていること、C2C を含む EAC-C2C 系のケーブルが日本・韓国・中国・台湾・香港・フィリピン・シンガポールに陸揚げ局を持ち、全長およそ36,500kmであることを伝えている。日本は陸揚げ地の1つとして挙げられているが、日本国内の影響について具体的な記述は無い。 [The Arabian Post]
- 公式確認 日本時間2026年9月24日10時10分〜10時40分に再確認した。Cloudflare のインシデントは未解決インシデント一覧に残ったままで、9月24日3時44分の identified から新しい更新は出ていない。Sucuri のインシデントも identified のままで、9月23日0時00分の掲出から更新は無い。日本の下流サービス側も8時15分時点と変わらず、PayPay の障害情報の最新は7月16日付、d払いの障害情報の最新は9月17日付、メルカリのステータスページは9月22日・23日・24日のいずれも「障害なし」、楽天ペイ(オンライン決済)のお知らせの最新は5月8日付である。 [Cloudflare Status 未解決インシデント一覧(api/v2/incidents/unresolved.json)][Sucuri Status][PayPayからのお知らせ][d払い][メルカリ システム状況][楽天ペイ(オンライン決済)]
分かっていないこと
- Cloudflare が言う「複数の海底ケーブル障害」が具体的にどのケーブルを指すのか。Cloudflare の告知にケーブル名は無い。同じ時期に Sucuri が「C2C ケーブルシステムに新たな障害」と名指ししているが、両者は別の会社の掲出で互いに言及が無いため、Cloudflare の言う「複数」に C2C が含まれるかどうかは確認できない。当サイトでは、確認できていない対応関係を推測して書かない。
- Sucuri が言う「上流プロバイダ」がどの事業者か。掲出には社名が無い。
- Cloudflare と Sucuri のどちらも、容量が回復する見込みの時期を示していない。Sucuri は「上流プロバイダが示す復旧見込みは暫定的で変わりうる」と注記している。
- 日本の利用者が使うサービスに、体感できる遅延や失敗が出ているかどうか。Cloudflare の影響区分は minor で、日本の事業者からの告知も確認できていない。
- 容量が回復する見込みの時期。Cloudflare は「第三者のベンダーと作業している」とだけ書いており、期日を示していない。
- 迂回後の経路で、東京を経由する他の区間(例えば日本と東南アジアの間)に副次的な混雑が出ているかどうか。
経過タイムライン
Cloudflare が後に「この時刻以降、複数の海底ケーブル障害により東京とシンガポールのデータセンター間で輻輳が発生している」と説明する起点(2026年9月21日2時20分 UTC)。 [Cloudflare Status]
Sucuri が「Service Degradation in Asia: Increased Latency and Packet Loss」を掲出(UTC 9月22日15時00分)。複数の海底ケーブルの同時障害で上流プロバイダのバックボーン容量が影響を受けているとし、同日 C2C ケーブルシステムに新たな障害が発生してパケットロスの一因になっていると書いている。対象は Asia East と Australia。Cloudflare の掲出より約27時間早い。 [Sucuri Status]
The Arabian Post が Sucuri の掲出を報じる(9月22日付)。EAC-C2C 系のケーブルが日本を含む7つの国・地域に陸揚げ局を持つことを伝えている。 [The Arabian Post]
Cloudflare が公式ステータスに「Network Performance Degradation — Asia-Pacific」を掲出し、調査中(investigating)として上記の説明を出す。 [Cloudflare Status]
Cloudflare が「問題を特定し、修正を適用している」(identified)に更新。 [Cloudflare Status]
当サイトの確認。インシデントは未解決のまま。日本の決済・EC 各社の障害情報ページに関連の掲出は無い。 [Cloudflare Status 未解決インシデント一覧(api/v2/incidents/unresolved.json)]
当サイトの再確認。Cloudflare・Sucuri のインシデントはどちらも identified のままで新しい更新が無く、日本の決済・EC 各社の障害情報にも関連する掲出は出ていない。 [Cloudflare Status 未解決インシデント一覧(api/v2/incidents/unresolved.json)]
X の反応
話題の規模: 当サイトの確認範囲では、この事象について日本語圏で目立った症状報告はまとまっていない。同じ時間帯に X で増えていた症状報告は、セブン-イレブン店頭のバーコード決済に関するもので、公式の告知が無く、今回の事象との関係も確認できていないため、本記事では扱わない。
主な論点
- 上流の輻輳と、下流サービスの体感不調の切り分け
一般の利用者の投稿は件数・地域・時刻の集計としてのみ扱い、本文の埋め込みはしていません。
背景と経緯
この事象の位置づけ
当サイトは、決済アプリや EC が「使えない」ときに、原因が手元の端末なのか、サービス自身なのか、 その上流の基盤なのかを切り分けられるように記録を残している。今回は、その上流のさらに上流 ——インターネットそのものを運ぶ海底ケーブルの障害が、Cloudflare という広く使われている 基盤の公式ステータスに現れた、という事象である。
Cloudflare は日本の多くのサイト・アプリの前段に置かれている。その Cloudflare が 「東京とシンガポールのデータセンター間が輻輳している」と自分で書いたことは、 日本発着の一部の通信が、いつもより遠回りの経路を通っている可能性があることを意味する。
ただし、現時点で当サイトが確認できたのは上流側の告知だけである。
- Cloudflare 自身の影響区分は minor(軽微)で、停止(outage)ではなく性能低下として扱われている。
- 日本の決済・EC 各社の障害情報ページには、9月24日8時15分時点で関連する掲出が1件も無い。
- AWS・Google Cloud・Google Play のステータスにも、同じ時間帯の新しい事象は出ていない。
つまり現時点では、「上流で輻輳が起きていることは公式に確認できたが、日本の利用者が使う サービスに影響が出ているとは確認できていない」という段階である。この記事は、 今後もし国内サービスで遅延や決済の失敗が広がったときに、切り分けの材料として先に置いておく ためのものであり、いま不調が起きていると主張するものではない。
なお、9月24日朝に X で増えていた症状報告は、セブン-イレブン店頭のバーコード決済に関するもので、 公式の告知も報道も確認できていない。時間帯が近いだけで、今回の事象との関係は確認できていないため、 本記事では扱わない(編集方針のとおり、一般の利用者の投稿は集計としてのみ扱う)。
海底ケーブルという上流について
Cloudflare の告知は「複数の海底ケーブル障害」とだけ書き、ケーブル名を挙げていない。 当サイトでは、どのケーブルかを推測して書かない。
背景として確認できたのは、アジア太平洋でこの夏から秋にかけて海底ケーブルの障害が 続けて報じられている、という事実である。Light Reading は2026年9月7日付で、 パースとシンガポールを結ぶ Australia-Singapore Cable(ASC、運用は Vocus)が インドネシア海域で切断され、トラフィックがオーストラリア東海岸経由で日本や米国を通る経路に 迂回されたと伝えている。迂回の結果、メルボルン〜シンガポール間の遅延が 400ms に達した区間があるという。
これは「日本を経由する迂回路にトラフィックが回ってきている」という形の記述だが、 Cloudflare の告知と同じ事象を指しているかどうかは確認できていない。 別々の障害である可能性も、複数の障害が重なっている可能性もある。
別の会社が、同じ原因にケーブル名を付けている
初報の後、同じ原因に触れたもう1つの掲出を確認した。ウェブサイト向けのセキュリティサービス Sucuri が、Cloudflare より約27時間早い9月23日0時(日本時間)に出したものである。
複数の海底ケーブルの同時障害により、上流プロバイダのバックボーン容量が影響を受け、 アジアの一部で通信の劣化が発生している。本日、C2C ケーブルシステムに新たな障害が発生し、 現在観測されているパケットロスの一因になっている。
Cloudflare が書かなかったケーブル名が、ここには書かれている。C2C は、 日本・韓国・中国・台湾・香港・フィリピン・シンガポールに陸揚げ局を持つ EAC-C2C 系のケーブルである (The Arabian Post は全長およそ36,500kmと伝えている)。つまり日本は、この系統の端の1つにあたる。
ただし、この2つの掲出を結び付けるのは早い。
- Cloudflare と Sucuri は別の会社で、どちらの告知も互いに言及していない。
- Cloudflare は「複数の海底ケーブル」とだけ書き、その中に C2C が含まれるとは書いていない。
- Sucuri が言う「上流プロバイダ」がどの事業者かも、掲出には書かれていない。
当サイトが言えるのは、同じ週に、別々の事業者が「複数の海底ケーブルが同時に落ちていて、 迂回で持たせている」と書いたということまでである。両者が同じ障害の集合を指しているかどうかは、 どちらの告知にも書かれていないため、確認できていない。
対象範囲の書き方も違う。Cloudflare は区間(東京〜シンガポール)で、Sucuri は地域 (Asia East と Australia)で書いている。どちらも影響区分は minor である。
利用者が取れる代替手段
公式が案内した内容に限る。 今回、Cloudflare は利用者向けの回避策を案内していない。 日本の決済・EC 各社からも、この件に関する案内は出ていない。したがって、 利用者側で取るべき対処として案内されているものは、現時点では無い。
一般論としての「時間を置いて試す」「別の回線を使う」といった助言は公式の案内に含まれないため、 当サイトでは書かない。
今後の確認点
- Cloudflare のインシデントが resolved に変わるか、あるいは影響区分が minor から上がるか。
- 日本の決済・EC・通信の各社が、遅延や接続不良の告知を出すか。
- Cloudflare または関係する通信事業者が、対象の海底ケーブル名と復旧見込みを公表するか。
復旧後の振り返り(収束時に追記)
まだ進行中のため、記載する内容は無い。
この記事の情報源
- ステータスページ Cloudflare Status「Network Performance Degradation — Asia-Pacific」 · 2026/09/24 03:44
- ステータスページ Cloudflare Status 未解決インシデント一覧(api/v2/incidents/unresolved.json) · 2026/09/24 08:13
- 報道 Light Reading「ASC cable break disrupts key Australia-Singapore route」 · 2026/09/07 00:00
- 公式 PayPayからのお知らせ「障害情報」一覧 · 2026/09/24 08:15
- 公式 d払い「障害情報」一覧 · 2026/09/24 08:15
- ステータスページ メルカリ システム状況 · 2026/09/24 08:15
- ステータスページ AWS Service Health Dashboard(all.rss) · 2026/09/24 08:05
- ステータスページ Google Cloud Service Health(incidents.json) · 2026/09/24 08:05
- ステータスページ Google Play Status Dashboard(incidents.json) · 2026/09/24 08:05
- ステータスページ Sucuri Status「Service Degradation in Asia: Increased Latency and Packet Loss」 · 2026/09/24 10:20
- 報道 The Arabian Post「C2C cable outage strains Sucuri connectivity across Asia」(2026年9月22日) · 2026/09/24 10:20
- 公式 楽天ペイ(オンライン決済)「お知らせ」 · 2026/09/24 10:30
更新履歴
- 初報。Cloudflare が「9月21日11時20分(日本時間)以降、複数の海底ケーブル障害で東京〜シンガポール間が輻輳している」と公式ステータスで告知。日本の決済・EC 各社に関連の掲出は無く、日本の利用者への具体的な影響は未確認。
- 同じ原因に触れた別の会社の掲出を追記。Sucuri は Cloudflare より約27時間早い9月23日0時(日本時間)に「アジアでのサービス劣化」を掲出し、Cloudflare が挙げていないケーブル名として「C2C」を名指ししている。英語の報道1件(The Arabian Post、9月22日付)も同じ掲出を取り上げ、EAC-C2C 系が日本を含む7つの国・地域に陸揚げ局を持つことを伝えている。10時40分の再確認では Cloudflare・Sucuri のインシデントはどちらも未解決のままで、日本の決済・EC 各社に関連する掲出は引き続き無い。
この記事は、Grok による X 検索・Web 検索で集めた取材メモをもとに、Claude が編集方針に従って執筆・更新しています。 X の投稿に基づく情報と公式に確認できた情報はラベルで区別しています。誤りは訂正一覧で公開します。詳しくは編集方針。